ども、コミュニティフォトグラファーの其田有輝也 / そのだゆきや(@haletoke)です(1000人に読まれた複業・兼業秘話はこちら、Profileはこちら)。
少しショッキングな出来事がありましたので自戒の念を込めて。
仲の良い友人のウェディングがダブルブッキング!
これは困った!あなたならどっちを優先する?
友人Aは参加者として先に口頭で招待してくれた!友人Bは撮影の仕事として後から依頼してくれた!どちらを優先する?
詳しい条件はこんな感じ
- 友人A:参加者として招待してくれた。なお、招待状は発送しておらず、日にちなどのお誘いは口頭で伝達。東京にて式を開催。お車代などはなし。ご祝儀あり。
- 友人B:挙式から二次会まで撮影をお仕事として依頼してくれた。京都にて式を開催。依頼は友人Aよりも遅かった。撮影費あり(交通費含む)。ご祝儀割愛。
- その他:仲良し度は同じ。招待状が送られる前(4ヶ月前)とする。
僕の回答:撮影の仕事を頼んでくれた友人Bのウェディングを優先、その結果友人Aに激怒させてしまった。
どちらも大切な友人の結婚式でとても苦しい決断でした。僕としては「わざわざ僕に撮影を頼んでくれる人を大切にしたい」という想いがあるんです。友人Aから「招待状を送りたいから住所を教えて欲しい」という連絡が来たタイミングで「申し訳ないんだけれど、別の友人の撮影で参加できない」と伝えたところ「日程あけておいてって言ったよね?理解できない、ショックだ。」と怒らせてしまいました。
僕にできることは謝ることのみ
できることは限られています。ただただ謝るのみ。
友人の気持ちを、個人の事情とは切り離して考えなければいけない
一度きりの晴れ舞台だからこそ仲のいい友達に来てもらいたいという気持ちを結果として踏みにじってしまったわけですから、どんな言い訳があったとしてもそれは友人たちには関係がありません。本当のことを言えば、友人Bの撮影を断ることもできました。「他の友達から招待を先にもらってるから撮影できない」そういえばよかったのです。それでもあとから来た撮影を優先したのには、やっぱり自分にしかできないことで喜んで欲しいという気持ちが強かったから。自分勝手、エゴだなと言われればその通りです。でも、しっかりと対価を支払って僕に写真を撮って欲しいという人の気持ちに答えたい、というのが正直なところです。
どうすれば防げたか?
ではどうすれば防げたでしょう?
事前にキャンセルの可能性があることを伝えるべきだった
本来であれば、友人Aから口頭で日程を明けておいて欲しいと打診があった時に「他の人から撮影を頼まれた場合はいけなくなるからその点だけ理解してもらいたい」と一言伝えて、式に行けないことが決まった時点で僕の方から電話で連絡をしておけばよかったな、本当に申し訳ないことをした、という気持ちでいっぱいです。
フォトグラファーにとって結婚式は何回もあるかもしれないけど、当人にとっては結婚式は1度きりしか無い。僕のように悲しい思いや怒りを他の人にもさせないように気をつけて欲しい
結婚式は人生で一度きり
これは友人Aから実際にもらった言葉です。そのとおりだなと。人生に一度きりの晴れ舞台だからこそ、少しでも気持ちよく当日を迎えてもらえるよう、今回の反省を踏まえてこれからも写真を撮りつづけます。
どちらも撮影をお願いされた!あるいはどちらも参加者として招待された場合はどうするか?
基本的には先着順、ただし、遠方で金銭的に厳しい場合は丁寧にお断りする。
仮にどちらも撮影をお願いされた場合や、どちらも参加者として招待された場合はどうするか?基本的にはこの場合条件が同様なので先着順です。ただし、遠方で交通費だけで数万かかってしまう場合は丁重に辞退させてもらうことが多いです(僕の場合は京都に住んでいるので東京の結婚式の場合は特にそうですね。往復交通費が3万円にご祝儀3万円、二次会参加費で1万円でトータル7万円。正直な所ちょっと厳しい。)。このあたりは価値観が人それぞれなので、細心の注意を払って、できれば口頭で辞退の連絡をいれておくほうがベターです(LINEやメッセンジャーだと顔やニュアンスが見えずに言い争いになりがちです)。
それでも揉めるようであれば関係を改めるべき
人生のステージによって友人関係は消滅することもある
社会人になってことなる働き方や生き方をしていると、価値観もまったく異なってきます。それを受け入れられる人か?それとも拒絶してしまう人か?
兎にも角にもまずはこちらが最大限努力をしてみましょう。それでも、どおおおおおおおおおおおしても価値観があわず、摩擦が生じてしまう場合には、関係を改めてリセット、あるいは距離をおいてしまいましょう。残念ながら会わなかったんだな、また時間が経ってご縁があれば。そう割り切ることも大切です。
まとめ
- 友人のウェディングの優先順位は人それぞれ。連絡順を優先するか、撮影を優先するか自分の中に軸を持つべき。
- 当事者にとって結婚式は一生に一回。行けない可能性がある場合はしっかりと念を教えて行けない可能性を伝えるべき。
- 価値観はひとそれぞれ、ただし、相手の感じ方や気持ちはこちらの想いや背景を切り離して考えるべき。
- 最大限努力して、折り合いがつかない場合は割り切ることも大切。
最後になりますが、友達は一生の宝です。つらい気持ちの中でも忠告してもらった友人Aには心からの謝罪と感謝の念をこの場を借りてお伝えします。