最近はカメラや現像ソフトの性能があがり誰でもキレイな写真が簡単に撮れるようになって来ましたね!そんなときによくあるのがちょっとカメラの上手い友達に結婚式の写真撮影を頼んだところ、あんまり上手く撮ってくれなくて台無しになってしまった!という失敗です。今回は結婚式の写真撮影カメラマンをちょっと写真がうまい友だちに頼んではいけない理由を3つあげました。
写真がちょっとうまい友達に結婚式の写真撮影カメラマンを絶対に頼んではいけない3つの理由
- 機材が不足している(機材不足)
- 技術が不足している(技術不足)
- 経験が不足している(経験不足)
機材が不足している(機材不足)
1つ目は機材不足。そもそも機材をちゃんと持っているケースは非常に少ないようです。結婚式の撮影は薄暗い会場の中でいくつもの瞬間を逃さず撮影しなければなりません。その為、内蔵ではない専用の外付けスピードライトや上級者用の一眼レフカメラ2台に異なるアングルを撮影するためのカメラレンズをそれぞれつけて使いまわして撮影する必要があるのですが、買い揃えると50万円〜100万円は最低でもかかってしまう代物です。安いカメラでも撮れないことは無いだろうとたかをくくって撮影に望む人もいますよ。でもその場合はブレブレボケボケの写真しか撮れなかったり、スゴイ暗くてザラザラのノイズだらけの写真になってしまうことが多いんですよね。機材不足だからいい写真を撮れないとはいいきれませんが、いい写真が撮れない1つの大きな理由になりかねないということをご理解いただければと思います。
技術が不足している(技術不足)
2つ目は技術不足。例えば暗い会場の中で写真を撮る時には外付けの大きなスピードライト(ストロボ)を使って撮影をします。なんだそりゃ?という方は、カメラの頭のところにちょんまげの様にくっついている縦に長いヤツといえばお分かりになるでしょうか?あれもただピカピカ光らせれば良いものではなくて、柔らかい光を作るためにディフューザーと呼ばれる白いパーツをつけたり、天井に向かって光を出してバウンスした光で撮影(業界用語ではテンバンといいます)をしたりするんです。どういう時にどういう光を作って撮影をするかは、撮影を行う結婚式場の会場やカメラマンさんの技術に応じて判断をしますがなかなか瞬時に使い分けるのは難しい部分があるのです。さらに撮影した写真はプロのカメラマンは一枚一枚PhotoshopやLightroomなどの現像ソフトに入れられて丁寧にセレクト&現像・レタッチされてやっと完成します。この部分の技術も独学ではやはり限界があるのが実情です。
経験が不足している(経験不足)
3つ目は経験不足。自然な表情を引き出す方法、集合写真の撮り方、どのシーンでどのレンズを使ってどのアングルで切り取るのがベストか、残念ながらこれらは実際に撮影をたくさん行う経験の中でしか得られないのです。
例外
友達に撮影を頼んでもいい例外のパターンをいくつか紹介して結びにしたいと思います。
- メインカメラマンがいてサブのカメラマンとしてお願いする
- 失敗しても文句は言わない責めない
- お金がなくてプロのカメラマンに結婚式撮影を頼めない
この条件の場合は例外的にカメラのうまい人にお願いしてもOKかなと思います。
いかがでしたでしょうか?カメラの上手い友達に結婚式のカメラマンを頼みたくなる気持ちも痛いほどわかるのですが、メリット・デメリットがあるということをご理解いただければ幸いです。それでは、みなさんの結婚式がよりよいものになるよう願って結びとしたいと思います。